論文解説:ビタブリッドCヘアーがビタミンC効果で髪が生える全ロジック
- 1. ビタブリッドCヘアーEXでどうして生えるのか?
- 2. ビタミンCで髪が生えることは2006年の論文で証明
- 3. AGA患者の「真皮毛乳頭細胞の増殖」を促す効果
- 4. ビタミンCで髪が生える研究結果がもう一つ最近発表に
- 5. そもそも17型コラーゲンって育毛に何の関係が?
- 6. ビタミンCがなぜ17型コラーゲンと繋がるのか?
- 7. ビタミンCは17型コラーゲンの生成に寄与している
- 8. ビタブリッドCヘアーEXはAGAに対しても効果あり
- 9. ビタミンCがDKK-1の発現を抑制する
- 10. ビタブリッドCヘアーEXがなぜAGAに有効なのかまとめ
- 11. ビタブリッドCの開発者はこの人
- 12. ドラッグ・デリバリー・システムとは
- 13. ビタブリッドCはただのビタミンCでは、全くない!
- 14. ビタブリッドCの合成方法
- 15. ビタミンC以外にも頭皮に役立つ成分がたっぷり
- 16. ビタブリッドCヘアーEXを購入するには
- 17. ビタブリッドCヘアートニックセットEXの全成分
ビタブリッドCヘアーEXでどうして生えるのか?
ビタブリッドCヘアーは2017年8月に、晴れて医薬部外品の「育毛剤」として、ビタブリッドCヘアーEXに生まれ変わりました。もう「生えない」などとは言われませんね。育毛剤ですから!
旧:ビタブリッドCヘアートニックセットプロフェッショナル
新:ビタブリッドCヘアートニックセットEX(薬用発毛促進剤=育毛剤)
ビタブリッドCヘアーは「ビタミンC」による育毛剤です。
色々と頭皮に効果的な成分が入っていますから、薬用発毛促進剤(育毛剤)となっていますが、ここでちゃんとご説明しておきたいのは「ビタミンC」による育毛剤であることです。
ビタミンCで髪が生える?? そんなまさかね・・・。ビタブリッドCヘアーの公式サイトにもそんな具体的な根拠は書かれていません。
なのに、何を根拠にビタミンCで髪が生えると言っているのでしょうか? 商品ページでは薬機法や景表法の兼ね合いで曖昧にしか触れていませんが、つまるところ「ビタミンC」によって髪を生やす・増やすのです。
有効成分がビタミンC、みたいなものです。ビタミンCによって髪が生える、増やす育毛効果は次のような文献で証明されています。このページで、全てを明らかにします。
ビタミンCで髪が生えることは2006年の論文で証明
まず、ビタミンCで髪が生えることは、なんと2006年の研究ですでに明らかになっています。
実際の論文はこちらです。
The hair growth promoting effect of ascorbic acid 2-phosphate, a long-acting Vitamin C derivative(2005)
http://www.jdsjournal.com/article/S0923-1811(05)00327-0/abstract(PCのみ)
直訳すると「アスコルビン酸-2-リン酸(長く続くようにしたビタミンC)の髪の成長促進効果」です。
アスコルビン酸はビタミンCのことです。ただ、上記の「アスコルビン酸-2-リン酸」は実はビタミンC誘導体です。なお、この論文が発表になった時点ではまだ「ハイブリッドビタミンC」すなわちビタブリッドCは存在していませんでした。
純粋なビタミンCは非常に不安定で、扱いが難しいので、この研究でもビタミンC誘導体を使用しています。
AGA患者の「真皮毛乳頭細胞の増殖」を促す効果
この研究によると、実際のAGA患者、つまり人間の毛包を使って実験を重ねた結果、毛包細胞に対して「有意な増殖刺激が観察された」としています。「真皮毛乳頭細胞の増殖を最も刺激した」そうです。
また、「休止期から成長期へスイッチしてしまう効果」も実験で証明されました。つまり、AGAの患者にアスコルビン酸(ビタミンC)は効果がある、と証明した画期的な論文だったのです。
▲下の画像が実際の毛包での結果です。
韓国のヒュンダイIBT社は、この研究論文にヒントを得て、12時間継続的にビタミンCを提供し続ける「ハイブリッドビタミンC」を、育毛剤として使うことにしました。
これがビタブリッドCヘアーの開発話です。この研究の時の「アスコルビン酸-2-リン酸」よりも遥かにビタミンCの性能としては優秀な「ハイブリッドビタミンC」=ビタブリッドCを使いますので、効果は抜群です。
参考:ビタブリッドCヘアーEX(ビタミンC)で髪が生える論文を完全解説
ビタミンCで髪が生える研究結果がもう一つ最近発表に
ビタミンCで髪が生える研究について、つい先日にもう一つ結果が発表になりました。こちらはもっと直接的で、ビタブリッドCヘアーを実際に使って証明した研究内容です。
●ビタミンC塗布で皮膚中の17型コラーゲン量が多く観察/日本抗加齢医学会総会発表
(https://vitabrid.co.jp/contents/research1707/)
この論文を理解するためには、「17型コラーゲン」についてまずは知っていただく必要があります。
そもそも17型コラーゲンって育毛に何の関係が?
正常な人は必ず17型コラーゲンを体内でうまく生成できています。では、それが育毛に何の関係があるのか。
実は、17型コラーゲンは「加齢による抜け毛」に大きく関わっています。
2016年に「東京医科歯科大学の西村栄美教授」らによる研究成果として発表された、「老化による脱毛・抜け毛」の原因となる物質が、まさに17型コラーゲンです。この17型コラーゲンと脱毛に関する研究成果は育毛業界にセンセーショナルな風を吹かせました。
なぜなら「男性型脱毛症(=AGA)以外の抜け毛の理由の一つを特定」したからです。「老化が原因で髪が抜けてしまう時の、原因物質が分かった」とも言い換えることができるでしょう。
論文では、歳を取るとなぜ髪が抜けていくのかを明らかにしています。歳を取ると、傷ついたDNAを修復する機能が弱っていくんです・・・。老化です。
加齢によってDNAの傷を修復できなくなった毛包幹細胞では、毛包幹細胞の維持において重要な分子である17型コラーゲンが分解されてしまっていることが分かりました。
また、マウスの毛包幹細胞において17型コラーゲンの枯渇を抑制すると、抜け毛の進行を抑制できることも分かりました。
つまり、17型コラーゲンが分解されてしまうことを抑制すれば、または17型コラーゲンの合成・生成を補助すれば、加齢に抗うことができる! 抜け毛をストップできる!
そういうことがついに明らかになった発表でした。
ビタミンCがなぜ17型コラーゲンと繋がるのか?
さて、本題に戻ります。ではなぜビタブリッドCヘアーEXで髪は生えるのか。・・・ビタミンCは育毛剤となりうるのか。その答えは「ビタミンC」が持つ強力な機能によるものです。
元々ビタミンCは肌を構成するコラーゲンの体内合成を助ける栄養素として、世界中で「最重要の栄養素」と認知されています。分かりやすく言えば、お肌のハリを保ったり、老化を遅らせたりする効果が、ビタミンCにはあるのです。(アンチエイジング・抗酸化作用)
ただ、それが育毛とどう関連するのかをうまく証明できる研究成果はなかったのです。逆に言えば、毛包幹細胞の正常な分裂に関与している「17型コラーゲン」の生成を、ビタミンCが助けていることを証明できれば。そうなれば、ビタミンCに育毛効果あり、と証明できます。
元々ビタミンCはコラーゲンの体内合成を助ける物質ですから。きっと17型コラーゲンの生成にも役立つはずです、と。
そしてその仮説は証明されました。
ビタミンCは17型コラーゲンの生成に寄与している
冒頭に掲げた研究はこのような研究です。
「ビタミンC合成不全マウスを用いたビタミンC含有製剤塗布による育毛と皮膚中17型コラーゲンへの影響」
北海道薬科大学の若命浩二准教授による研究実験・発表にて、ビタミンCを塗布することで17型コラーゲンをつくる遺伝子の発現が多く観察されたことが明らかになった、とのことです。(日本抗加齢医学会総会発表 2017年6月2日)
さて、結論で言うとこうなっています。
●ビタミンCを経口投与したB群と、ビタブリッドCヘアーを塗布したC群では体毛が正常に戻った
●ビタミンCを与えていないA群ではほぼ体毛は戻らなかった
これが見た目でも明らかに分かる内容です。ビタミンCがあるとないとでここまで違うのです。そして次の結論。ビタミンCを経口投与したB群と、ビタブリッドCを塗布したC群での17型コラーゲンについて。
●B群・C群では皮膚上皮と毛根(毛球部、毛根鞘)周囲に、ビタミンC非投与A群と比較して蛍光染色された17型コラーゲンが多く観察された(=増えた)
とのことです。
また下記のようにも結論づけています。
●ビタブリッドCヘアー塗布のC群では長期投与していた経口投与B群と比較して短期的に効果を発揮していたことから、皮膚への直接的な効果が考えられる
B群のマウスは、実は今まで通りビタミンCを経口投与され続けている、体毛が元に戻って当たり前のマウスなんですよね。ところが、ビタブリッドCヘアー塗布のC群は、経口投与は一切辞めてしまって、ビタブリッドCの塗布しかやってないんです。
こういう風に考えてみてください。
かぜ薬は飲み薬です。ある日、飲むのを辞めてそれをお肌に塗ってみました。・・・果たしてかぜ薬は効くのでしょうか?
ちょっと極端な例えですが、かぜ薬はお肌に塗っても効果はありません。それなのに、ビタブリッドCヘアーはお肌に塗っても、内服薬と同じくらいの効果があった、ということなんです。体内への浸透効果が非常に高い。そういう商品なのです。
以上、ビタミンCが17型コラーゲンを増やし、育毛効果をもたらす研究結果でした。
参考:ビタブリッドCヘアーEX(ビタミンC)塗布で17型コラーゲンが増えて育毛促進
ビタブリッドCヘアーEXはAGAに対しても効果あり
これまでの説明で、そもそもビタミンC自体に「髪を増やす」効果があったり、「休止期から成長期」へスイッチする効果があることは説明してきました。17型コラーゲンを増やして髪を増やす効果もありました。
そして極めつけは、AGAに直接効果があるんだよ、という論文です。
AGAとは、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」
まずはAGAについて軽く触れます。
AGA(エージーエー)とは、Androgenetic Alopecia(アンドロゲンティック・アロペシア)の略で「男性型脱毛症」の意味です。男性ホルモン型脱毛症、とも言います。
つまり、男性ホルモンによって引き起こされる、男性特有の脱毛症です。AGAを理解するには大変多くの予備知識が必要になっています。脱毛ホルモンの作用を理解しなければなりません。「テストステロン」「DHT(ジヒドロテストステロン)」「5αリダクターゼ」「TGF-β」などです。
詳細な説明はこのページに記載してありますので、後でこちらも読んでみてください。
参考:判明!ビタブリッドCヘアーEXがAGAに効果がある根拠論文はこれだ! ※別ウインドウで開きます
AGAにおける、最終的な悪者は「TGF-β1」だ!
さて、次の図が本当に本当に分かりやすいので、拝借してご説明します。これがAGAです。
▲フェミークリニック様よりお借りしました。
正常な男性ホルモンである「テストステロン」と「5αリダクターゼ」が結合して「DHT(ジヒドロテストステロン)」が産まれてしまいます。
それが、男性ホルモンを受け取る、男性ホルモンレセプターと合体して、「TGF-β1」をどんどん作り出してしまうのです。作られた「TFG-β1」は、脱毛を強力に促進してしまいます。
AGAにおける、最終的な悪者は「TGF-β1」だ! ということをまずご理解ください。
日本ではほぼ語られないもう一つの脱毛要素「DKK-1」
AGAの説明を簡単にまとめましたが、日本ではほとんど語られることのない要素として「Dickkopf 1(DKK-1)」というものがあります。
実は最近の研究で、先に述べた「TGF-β1」と同様に、脱毛に影響を与えている因子として「Dickkopf 1(DKK-1)」も挙げられています。こういうサイトで、図にチラッと入っていたりするんですね、「DKK-1」が。
▲ルーチェクリニック様よりお借りしました。
読み方は「ディックコップ」とか「ディックコプフ」という、ドイツ語のようです。元々は頑固者という意味だとか。読みにくいのでこのブログでは「DKK-1(でぃーけーけーわん)」で行きます。
最近の研究では、「DHT(ジヒドロテストステロン)」が男性ホルモンレセプターと合体する際、脱毛促進因子である「TGF-β1」だけではなく、他にも様々な物質を作り出すことが分かってきているそうです。
そのうち1つが、同じく脱毛促進因子となってしまう「DKK-1」です。
※男性ホルモンレセプターは「アンドロゲン受容体(AR)」とも言います。
「DKK-1」は毛包萎縮を促進する
その「DKK-1」についての重要な論文がまず一つあります。それがこちらです。
Dickkopf 1 Promotes Regression of Hair Follicles
「Dickkopf 1(DKK-1)」が毛包萎縮を促進、というタイトルの論文です。
要約すると下記のような内容です。
- Dickkopf 1(DKK-1)の発現は、脱毛状態の真皮乳頭細胞から分泌されるジヒドロテストステロン(DHT)により誘導される。
- そして男性型脱毛症(AGA)患者の脱毛頭皮では有毛頭皮に比べてDKK-1の発現レベルが高い。
- これは「DKK-1」がDHT誘導性の脱毛にも関与することを示している。
- 皮膚に高レベルの「DKK-1」を発現しているマウスでは、毛包の発達が早期に完全停止することから、「DKK-1」が毛髪成長を阻害する役割を果たしているはずである。
上記の事前情報を元に、さらにマウスとヤギで実験したそうです。
実験に関する膨大な部分は割愛して、結論に進みます。
上記の図ですが、左側の「Anagen」が成長期を指しています。右矢印側が「Catagen」で日本語で退行期を指しています。
「DKK-1」についての結論・結果
- 「DKK-1」はWnt/β-カテニンシグナル伝達を阻害することにより毛包の退行を促進する。(図で言う左の部分)
- 「DKK-1」は毛包ケラチノサイトのアポトーシスを誘導する。(図で言う右の部分)
上記の説明については今回は割愛させていただきます・・・。難しすぎます・・・(T_T)
ということで「DKK-1」というタンパク質が存在することで、成長期の毛髪サイクルを強制的に退行期へ移行させてしまうのです。AGAの原因は「TGF-β1」と「DKK-1」でした。
ビタミンCがDKK-1の発現を抑制する
では、このAGAでの男性型脱毛症に、アスコルビン酸(ビタミンC)が主体の育毛剤、ビタブリッドCヘアーEXはどう効果を発揮するのでしょうか?
その答えはこちらの2010年発表の論文から紐解くことができます。
L-アスコルビン酸2-リン酸がヒト脱毛真皮乳頭細胞におけるジヒドロテストステロン誘導性 dickkopf-1発現を抑制(2010)
L-ascorbic acid 2-phosphate represses the dihydrotestosterone-induced dickkopf-1 expression in human balding dermal papilla cells.
この論文も、先の「DKK-1」について研究したのと同じグループが研究しているものです。
L-アスコルビン酸2-リン酸とは、ビタミンC誘導体の中でも安定性が高いものです。他のビタミンC研究でもよく使われています。なお、この論文が発表になった時点ではまだ「ハイブリッドビタミンC」すなわちビタブリッドCは存在していませんでした。
この論文は先の「DKK-1」の論文よりちょっと短めです。主として下記のような事が書かれています。
- DHT誘導性「Dickkopf 1(DKK-1)」がアンドロゲン性脱毛症(AGA)に関与する主要因子の一つである。
- アスコルビン酸誘導体であるL-アスコルビン酸2-リン酸(Asc 2-P)は、脱毛頭皮の真皮乳頭細胞におけるDHT誘導性のDKK-1発現を抑制するかどうかを実証した。
- 実験はAGA患者の頭皮から摘出した細胞を培養し、試験管で行った。
- その結果、Asc 2-P存在下ではDHT誘導性の「DKK-1」発現が抑制された。
- ただし、人体に十分な濃度のアスコルビン酸を届けるためには、イオン導入法なども同時に検討することが必要だろう
「アスコルビン酸(ビタミンC)」は、「DHT(ジヒドロテストステロン)」によって誘導されて生成される、脱毛促進因子タンパク質「DKK-1」の生成段階に関与し、生成を抑制することが判明した、となります。
ビタミンCはAGAの原因因子「DKK-1」を抑制し、脱毛を防ぐ!
ビタブリッドCヘアーEXがなぜAGAに有効なのかまとめ
ここまで長いこと、AGAと「DKK-1」について説明してきましたが、ではなぜビタブリッドCヘアーEXが、AGAに効くと言えるのか。改めてチャートにまとめてみました。
- テストステロンと5αリダクターゼの結合により、DHT(ジヒドロテストステロン)が誕生する
- DHT(ジヒドロテストステロン)はアンドロゲン受容体である男性ホルモンレセプターと結合し、TGF-β1とDKK-1を発生させる
- ただし、アスコルビン酸(ビタミンC)はDKK-1の生成を阻害する
- したがって、アスコルビン酸(ビタミンC)はAGAの進行を食い止め、毛髪の再成長に寄与する
なお、過去はアスコルビン酸は扱いが非常に難しく、すぐに酸化してしまうなどの欠点が解決できませんでした。
それが、ビタブリッドCヘアーEXは特許取得のハイブリッドビタミンCにより、純粋なビタミンCを誘導体にせずとも、12時間継続的にお肌に浸透させることを可能にしました。
参考:判明!ビタブリッドCヘアーEXがAGAに効果がある根拠論文はこれだ! ※別ウインドウで開きます
ビタブリッドCの開発者はこの人
元々、大々的に商品として売り出すからには「育毛剤」として効果・効能を証明する裏付けがある・・・、それは当然のことです。ビタブリッドCを開発したのはこの人です。
ビタブリッド発明者 チェ・ジンホ教授
梨花女子大学 副総長/ナノバイオ素材研究センター長
東京工業大学大学院材料工学博士号/
ミュンヘン大学大学院化学博士号
かなり多くの肩書がある、実は世界的に有名な薬学博士です。もちろん、ビタブリッドCを製造するLDH技術は特許を取られており、他社が真似できるものではありません。
チェ教授は「育毛剤」の開発者というよりは「ビタブリッドC」の根幹技術「LDH」の開発者です。元々この技術はDDS(ドラッグ・デリバリー・システム)から産まれたものです。
ドラッグ・デリバリー・システムとは
DDS(ドラッグ・デリバリー・システム)とは、元々は抗がん剤などの開発で昔から研究されている仕組みです。抗がん剤は強力であればあるほど、人間の正常な細胞も破壊してしまいます。それが副作用。髪が抜けたりもしますよね。
だからこそ、一定以上の量を使うことをできなかったり、副作用を抑えるためにさらに追加で薬を飲まなければなりませんでした。
だったらもし、正常な細胞には作用しないで、がん細胞のところにだけ薬を届けることができたら・・・。
それがドラッグデリバリーシステムの考え方です。体の中で狙った場所で成分が溶け出すには、何と何を結合させたら最も良いのだろうか。そんなことをチェ教授は何十年も研究してきました。
その時、ふと閃いたそうです。あれ、これもしかして、ビタミンCと結合させたらすごく良いものができるのではないか? ・・・言い方悪いですが、本筋の研究の傍らで生まれた、副産物だったそうですね。ともあれ、ビタブリッドCは最先端の医薬品テクノロジーから生まれた偶然の産物です。
ビタブリッドCはただのビタミンCでは、全くない!
そうは言っても、ただのビタミンCでしょ? なんでこんなに高いの? サプリでも水に溶かして頭に塗れば良いんじゃないの?
そんな声も一部ではあるようですが、残念ながらその指摘は全く異なっています。
ビタブリッドCのハイブリッドビタミンCに関する論文はこちらです。リンク先見ても英語ですし、論文自体はPDFですのでご覧にならないで大丈夫です。私の方でまとめています。
Efficient Transdermal Penetration and Improved Stability of L-Ascorbic Acid Encapsulated in an Inorganic Nanocapsule
(参考URL:http://www.koreascience.or.kr/article/ArticleFullRecord.jsp?cn=JCGMCS_2003_v24n4_499)
- 表題:無機ナノカプセルによってカプセル化されたLアスコルビン酸(ビタミンC)の効率的な経皮浸透、及び改善された安定性
- 執筆者:Jae-Hun Yang, Sun-Young Lee, Yang-Su Han, Kyoung-Chan Park, and Jin-Ho Choy
Jin-Ho Choyさんがビタブリッドジャパンのウェブサイトに掲載してあるさっきのチェ教授です。
ビタブリッドCの合成方法
続いて、ビタブリッドCの製造方法です。ただ、2003年の初期論文においては「酸化亜鉛」だけではなく、「シリカ」も使っています。この点についてはその後のビタブリッドCフェイスなどの商品化の際に、解決しているようです。
合成方法についてはむちゃくちゃ難しいのでほぼ割愛しますが、要素をいくつか挙げます。
- 酸化亜鉛水和物(Zinc oxide hydrate)を使うらしい
- 脱炭酸水にL-アスコルビン酸を溶かす?
- そこにNaOH水溶液を混ぜて激しく撹拌
- 酸化しないように窒素ガスを連続的に封入?
- 共沈反応によってできた白色沈殿物を12時間熟成、濾過、洗浄
- この粒子をさらにナノサイズのシリカ粒子でカプセル化
- とにかく、なんか色々混ぜたり熟成させたり、加水分解したり・・・
- エタノールで完全に洗浄し、真空下で乾燥、ビタブリッドC粒子を形成!
といった合成方法でビタブリッドCができあがるようです。真似したい方はどうぞ!(いないでしょ!)
- ビタブリッドCの構造は、0.5マイクロメートル(μm)の均一な粒子でできているが、一つ一つの粒子にナノサイズの多孔質シェル構造が形成されており、その中にアスコルビン酸分子がとんでもない数で入っている
この一つの粒が0.5マイクロメートル。つまり0.0005ミリメートル・・・。500ナノメートルとも言います。ここまで来ると電子顕微鏡でしか見れません。
この粒の中に・・・アスコルビン酸分子が大量に入っているのです! もはや目には見えません。
というわけで、ビタブリッドCはただのビタミンCではありません。ただのビタミンCに興味ありません。
純粋なビタミンCが12時間に渡り継続的に効果を発揮するように、そしてまた熱や光、水に弱いビタミンCを酸化させずにキープさせるために、研究者の方が何年も研究して作り上げたものなのです。
参考:論文公開!ビタブリッドCフェイスのビタミンC12時間浸透技術は論文でその効果を実証されています
ビタミンC以外にも頭皮に役立つ成分がたっぷり
ビタブリッドCヘアーEXには多数の有効成分が入っています。まず、医薬部外品としての有効成分は
- D-パントテニルアルコール
- 酢酸DL-α-トコフェロール
この2つのようです。一つ目は通称「パンテノール」と呼ばれるものです。水溶性ビタミンでプロビタミンB5と呼ばれており、育毛効果が認められています。
二つ目は酢酸DL-α-トコフェロール。こちらはビタミンE誘導体です。血管に対する働きが秀でていて、頭皮の血行不良を改善し、髪に栄養をしっかり届け、脱毛を予防してくれます。
上記の2つの成分により育毛剤認定を取っていますが、それ以外にも毛髪の成長を促進する「アデノシン」、脱毛防止と保湿に役立つ「イノシトール」、AGA(男性型脱毛症)の最大原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)を抑制するオレアノール酸など生え続ける頭皮のために科学された成分が盛り沢山なのです。
つまり、ビタミンCだけではなく、多種多様なビタミン、薬効成分がビタブリッドCヘアーEXには含まれているということです。
参考:全成分を超解説!ビタブリッドCヘアートニックセットEX
ビタブリッドCヘアーEXを購入するには
ここまで詳しく説明してきましたが、そんなビタブリッドCヘアーEXはいったいいくらなんでしょうか? まぁ公式サイトをすでにご覧になった方はお分かりかと思いますが、
定期購入は6,960円(税抜)、3個まとめ買いは22,185円(税抜)、単品通常購入の場合は8,700円(税抜)となっております。
ただ。初回お試しキャンペーンを利用すれば、初回の定期購入価格が1,361円(税込)で買えてしまうのです! ご購入の際はこちらのリンクからどうぞ。
参考:確認必須!ビタブリッドCヘアーEXのお試しキャンペーンを徹底解説
ビタブリッドCヘアートニックセットEXの全成分
最後に。
念のため、全成分をこちらに記載しておきます。
「薬用発毛促進剤」ビタブリッドC ヘアートニックセット EX
【ヘアーパウダー】
酸化亜鉛、アスコルビン酸、ステアリン酸グリセリル、ナイアシンアミド、アルギニン、システイン、イノシトール、水、パンテノール、アデノシン、カフェイン、ビオチン、パルミトイルトリペプチド-1、アラントイン、ビオチノイルトリペプチド-1、パルミトイルペンタペプチド-4、パルミトイルテトラペプチド-7、オレアノール酸、アロエベラカルス培養エキス、ブドウカルス培養エキス、モモカルス培養エキス、トレハロース、加水分解シルク
【ヘアートニック】
精製水、エタノール、1,3-ブチレングリコール、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、フェノキシエタノール、dl-メントール、D-パントテニルアルコール、L-リシン塩酸塩、酢酸DL-α-トコフェロール、クエン酸ナトリウム、クエン酸、N-ステアロイルフィトスフィンゴシン、ビオチン
以上、長くなりましたが、本日はここまで。
参考:判明!ビタブリッドCヘアーEXがAGAに効果がある根拠論文はこれだ!
参考:全成分を超解説!ビタブリッドCヘアートニックセットEX
ビタブリッドCヘアーEX特別キャンペーン
ビタブリッドCフェイス特別キャンペーン