判明!ビタブリッドCヘアーEXがAGAに効果がある根拠論文はこれだ!
ビタブリッドCヘアーEXはAGAに対し直接的な育毛効果を発揮
ビタブリッドCヘアーEXですが、ビタミンCで髪が生えると言われても、Webサイトにはそんなこと書いていないし、本当なのだろうか・・・。そう思われる方も大変多いと思います。
しかしながら、薬機法(旧薬事法)や景表法の兼ね合い上、効果があっても論文を引用しながらこんなにすごいんだ! ・・・と記載する事は、そもそも法律違反となってしまいます。
したがいまして、代わりに私が調査いたしました。ビタブリッドCヘアーEXがAGAに効く根拠論文を。ついに、見つけました!
以下、大変説明が多い文章が続きますが、結論を先に知りたい方はガンガンスクロールしてくださいませ。
まずはAGAを正しく理解しましょう
さて、AGA。
分かっているようで、ちゃんと理解しているかというと・・・なかなか怪しいものです。(私も) 本日ここで完璧におさらいしますので、もう一度AGAについて知識を深めましょう!
そもそもAGAとは?
AGA(エージーエー)とは、Androgenetic Alopecia(アンドロゲンティック・アロペシア)の略で「男性型脱毛症」の意味です。男性ホルモン型脱毛症、とも言います。
つまり、男性ホルモンによって引き起こされる、男性特有の脱毛症なのです。また、AGAを説明する時によく出てくる「男性ホルモン」の名称がありますので、そのあたりも合わせてご説明いたします。
余談:女性ホルモンは「エストロゲン」です。
「テストステロン」
AGAの直接的な原因になっている男性ホルモンは「テストステロン」と言います。男性の睾丸で95%が作られると言われる、典型的な男性ホルモンです。
「DHT(ジヒドロテストステロン)」
元々の「テストステロン」自体には、筋肉増大や骨格の形成、発達などの大変重要な機能があるのですが、「ある特定の酵素」と結びつくことで、ジヒドロテストステロン(DHT)に変化してしまいます。
「5αリダクターゼ」
その「ある特定の酵素」が、「5αリダクターゼ」と呼ばれる酵素です。「ご あるふぁ りだくたーぜ」と読みます。
前述の正常な男性ホルモン「テストステロン」が「5αリダクターゼ」と結びつくことで、人間の体の中では自然と「DHT(ジヒドロテストステロン)」が生産されてしまうのです!
自然と生産されてしまうDHT(ジヒドロテストステロン)により、男性はどんどん抜け毛が進行してしまうのです。これがいわゆる、AGAです。
なお、体内における「5αリダクターゼ」については、元々男性ホルモン「テストステロン」を補助するためにわざわざ作られる酵素であり、男性器などはこの「DHT(ジヒドロテストステロン)」のお陰で立派な一物として、できあがるわけであります。
男性には欠かせないものなのです! ただし、髪の毛には悪影響を与えてしまう。それだけが、ただただ残念。
したがって、AGAが発症するのをできる限り防ぐには、「5αリダクターゼ」と「テストステロン」が結合するのをできるだけ阻止することが重要です。(プロペシアやデュタステリドがその機能)
また「5αリダクターゼ」の分泌量は個人差がとても大きく、これが「遺伝的ハゲ」とも言われる原因になっています。頭頂部や前頭部に集中していて、後頭部にはほとんど存在しないらしく、AGAの方は前か頭頂部が多いようです。
・・・余談ですが、噂によると「5αリダクターゼ」の分泌量が多い方は「優性遺伝」らしいです。より多くの子孫を残すために立派な一物を作ってくれるから・・・かもしれませんね。
「TGF-β」
もう一つ難しい単語が出てきます。
それが「TGF-β」(てぃーじーえふ べーた)です。Transforming growth factor Beta(トランスフォーミング増殖因子ベータ)と言います。β1~β5までありますが、頭髪に影響するのはβ1だと言われています。
大辞林によると、「トランスフォーミング成長因子であり。腫瘍細胞が癌化した細胞が産生するペプチド。細胞の正常増殖を異常に転換する。」とあります。
平たく言いますと、「細胞の正常増殖を、異常側に変化させてしまうタンパク質の一種(ペプチド)だよ」ということであり、毛髪への影響としては、正常なヘアサイクルを阻害して、毛母細胞が毛髪を作り出すのを辞めさせてしまいます。
次の図が本当に本当に分かりやすいので、拝借してご説明します。
▲フェミークリニック様よりお借りしました。
先程から説明してきている用語が全て載っていますね!
正常な男性ホルモンである「テストステロン」と「5αリダクターゼ」が結合して「DHT(ジヒドロテストステロン)」が産まれてしまいます。
それが、男性ホルモンを受け取る、男性ホルモンレセプターと合体して、「TGF-β1」をどんどん作り出してしまうのです。作られた「TFG-β1」は、脱毛を強力に促進してしまいます。
AGAにおける、最終的な悪者は「TGF-β1」だ! ということがご理解いただけましたでしょうか。
日本ではほぼ語られないもう一つの脱毛要素「DKK-1」
ここまで、AGAの説明を簡単にまとめましたが、日本ではほとんど語られることのない要素として「Dickkopf 1(DKK-1)」というものがあります。
実は最近の研究で、先に述べた「TGF-β1」と同様に、脱毛に影響を与えている因子として「Dickkopf 1(DKK-1)」も挙げられています。
こういうサイトで、図にチラッと入っていたりするんですね、「DKK-1」が。
▲ルーチェクリニック様よりお借りしました。
読み方は「ディックコップ」とか「ディックコプフ」という、ドイツ語のようです。元々は頑固者という意味だとか。読みにくいのでこのブログでは「DKK-1(でぃーけーけーわん)」で行きます。
この「DKK-1」ですが、まだまだよく分かっていないようで、日本語のWikipediaすらありません。日本語で書かれているサイトがほぼ皆無なんです。
ただし最近の研究では、「DHT(ジヒドロテストステロン)」が男性ホルモンレセプターと合体する際、脱毛促進因子である「TGF-β1」だけではなく、他にも様々な物質を作り出すことが分かってきているそうです。
そのうち1つが、同じく脱毛促進因子となってしまう「DKK-1」です。
※男性ホルモンレセプターは「アンドロゲン受容体(AR)」とも言います。
「DKK-1」は毛包萎縮を促進する
その「DKK-1」についての重要な論文がまず一つあります。それがこちらです。
Dickkopf 1 Promotes Regression of Hair Follicles
「Dickkopf 1(DKK-1)」が毛包萎縮を促進、というタイトルの論文です。この論文のポイントとしては次のようなことが書かれています。
改めてAGAのおさらいを研究者目線で
- 男性型脱毛症(AGA)の主な特徴は、進行性の成長期短縮である。(注:毛髪サイクルの異常)
- つまり、毛包の成長期から退行期への移行がアンドロゲン(男性ホルモン)により早期に誘発されその結果として毛髪が短くなる。
- この成長期から退行期への移行は、トランスフォーミング増殖因子TGF-β1及びTGF-β2等の因子により誘導され、毛球上皮細胞のアポトーシス性細胞死を特徴とする。(注:つまり細胞が自死してしまう)
ここまではAGAに関する重要なおさらいでした。続いて本題。
Dickkopf 1(DKK-1)はDHTにより誘導されて生成される
- Dickkopf 1(DKK-1)の発現は、脱毛状態の真皮乳頭細胞から分泌されるジヒドロテストステロン(DHT)により誘導される。
- そして男性型脱毛症(AGA)患者の脱毛頭皮では有毛頭皮に比べてDKK-1の発現レベルが高い。(注:なぜかは不明だが現象として)
- これは「DKK-1」がDHT誘導性の脱毛にも関与することを示している。
- 皮膚に高レベルの「DKK-1」を発現しているマウスでは、毛包の発達が早期に完全停止することから、「DKK-1」が毛髪成長を阻害する役割を果たしているはずである。
「DKK-1」は上記のような現象がまず他者の研究で先に結果があり、上記を元に、さらにマウスとヤギで実験したそうです。
実験に関する膨大な部分は割愛して、結論に進みます。
上記の図ですが、左側の「Anagen」が成長期を指しています。右矢印側が「Catagen」で日本語で退行期を指しています。
結論・結果
- 「DKK-1」はWnt/β-カテニンシグナル伝達を阻害することにより毛包の退行を促進する。(図で言う左の部分)
- 「DKK-1」は毛包ケラチノサイトのアポトーシスを誘導する。(図で言う右の部分)
上記の説明については今回は割愛させていただきます・・・。難しすぎます・・・(T_T)
ということで「DKK-1」というタンパク質が存在することで、成長期の毛髪サイクルを強制的に退行期へ移行させてしまうのです。
AGAの原因は「TGF-β1」と「DKK-1」でした。
ビタミンCがDKK-1の発現を抑制する
では、このAGAでの男性型脱毛症に、アスコルビン酸(ビタミンC)が主体の育毛剤、ビタブリッドCヘアーEXはどう効果を発揮するのでしょうか?
その答えはこちらの論文から紐解くことができます。
L-アスコルビン酸2-リン酸がヒト脱毛真皮乳頭細胞におけるジヒドロテストステロン誘導性 dickkopf-1発現を抑制(2010)
L-ascorbic acid 2-phosphate represses the dihydrotestosterone-induced dickkopf-1 expression in human balding dermal papilla cells.
この論文も、先の「DKK-1」について研究したのと同じグループが研究しているものです。
L-アスコルビン酸2-リン酸とは、ビタミンC誘導体の中でも安定性が高いものです。他のビタミンC研究でもよく使われています。なお、この論文が発表になった時点ではまだ「ハイブリッドビタミンC」すなわちビタブリッドCは存在していませんでした。
この論文は先の「DKK-1」の論文よりちょっと短めです。主として下記のような事が書かれています。
- DHT誘導性「Dickkopf 1(DKK-1)」がアンドロゲン性脱毛症(AGA)に関与する主要因子の一つである。
- アスコルビン酸誘導体であるL-アスコルビン酸2-リン酸(Asc 2-P)は、脱毛頭皮の真皮乳頭細胞におけるDHT誘導性のDKK-1発現を抑制するかどうかを実証した。
- 実験はAGA患者の頭皮から摘出した細胞を培養し、試験管で行った。
- その結果、Asc 2-P存在下ではDHT誘導性の「DKK-1」発現が抑制された。
- ただし、人体に十分な濃度のアスコルビン酸を届けるためには、イオン導入法なども同時に検討することが必要だろう
「アスコルビン酸(ビタミンC)」は、「DHT(ジヒドロテストステロン)」によって誘導されて生成される、脱毛促進因子タンパク質「DKK-1」の生成段階に関与し、生成を抑制することが判明した、となります。
なぜビタミンCが「DKK-1」を抑制するかは不明
ここからは私見です。
この論文では結局、なぜビタミンCが「DKK-1」の生成を抑制するか、そのメカニズムまでは答えてくれていないんですね。
この論文の一部で「研究背景」という説がありましたが、そこで「ヒトの発毛」には「オンコスタチンM」「L-カルニチンL-酒石酸塩」「L-アスコルビン酸 2-リン酸」などが影響する・・・・と書いてありましたので、もしかしたら研究者の皆さんは、「発毛に効く成分」を片っ端から試していった中で、結果的に「アスコルビン酸」が効果があったよ! という事実に至った・・・のではないかと思います。現象が先に分かった、ということです。
なので、「アスコルビン酸」が「DKK-1」の生成をなぜ阻害するのかは記載がないんです。
ただ、そもそも「DKK-1」がどうしてできるのかも、まだ良く分かっていないんじゃないかと思いますが、この辺までが私の知識の限界です。
それでも、「ビタミンCはDKK-1の生成を阻害する」のは揺るぎない事実なのですから。
ビタブリッドCヘアーEXがなぜAGAに有効なのかまとめ
ここまで長いこと、AGAと「DKK-1」について説明してきましたが、ではなぜビタブリッドCヘアーEXが、AGAに効くと言えるのか。改めてチャートにまとめてみました。
- テストステロンと5αリダクターゼの結合により、DHT(ジヒドロテストステロン)が誕生する
- DHT(ジヒドロテストステロン)はアンドロゲン受容体である男性ホルモンレセプターと結合し、TGF-β1とDKK-1を発生させる
- ただし、アスコルビン酸(ビタミンC)はDKK-1の生成を阻害する
- したがって、アスコルビン酸(ビタミンC)はAGAの進行を食い止め、毛髪の再成長に寄与する
なお、過去はアスコルビン酸は扱いが非常に難しく、すぐに酸化してしまうなどの欠点が解決できませんでしたが、ビタブリッドCヘアーEXは特許取得のハイブリッドビタミンCにより、純粋なビタミンCを誘導体にせずとも、12時間継続的にお肌に浸透させることを可能にしました。
フィナステリドやミノキシジルとは異なる発毛ロジック。ぜひ一度、まずは3ヶ月お試しくださいませ。
以上、長くなりましたが、本日の通信はここまで。
こちらの記事も合わせてどうぞ!
参考:ビタブリッドCヘアーEX(ビタミンC)で髪が生える論文を完全解説
参考:論文公開!ビタブリッドCフェイスのビタミンC12時間浸透技術は論文でその効果を実証されています
(※こちらはフェイスについてですがそもそもビタブリッドC技術に関する論文解説を行っています)